感染性胃腸炎
病気について
ウイルス(ノロウイルス、ロタウイルス、アデノウイルスなど)による胃腸の感染症です。
典型的には嘔吐から始まり、その後に下痢や発熱を認めます。
嘔吐は半日から1日程度で改善することが多く、下痢は数日から1週間ほど続きます。

治療
ほとんどがウイルス感染症のため抗菌薬は必要ありません。
症状に応じて整腸剤や吐き気止めを使用します。
<ご家庭での対応>
- 水分補給
- 吐いた直後は30分~1時間ほど様子をみてください。その後、経口補水液や母乳(ミルク)を少量ずつ与えましょう。水やお茶だけでは十分なエネルギー補給ができないため、経口補水液や糖分を含む飲み物が望ましいです。3~4時間吐かなければ徐々に自由に飲ませてかまいません。水分が十分にとれるようになったら、消化のよい食事を少量から再開しましょう。
夜間に悪化することが多いため注意して様子をみましょう。
こんなときは早めの受診を
・水分が十分にとれない
・口の中が乾いている
・尿が12時間以上出ていない
・元気がなくぐったりしている
・激しい腹痛
・血便
便秘症
病気について
便の回数が週2回以下である場合や、硬い便、排便時の痛み、血便などがある場合は便秘症が疑われます。
便秘を放置すると、さらに便が出にくくなる悪循環に陥ることがあります。(便がたまる~腸がひろがる~便意を感じにくくなる、便がたまる~便が硬くなる~排便時に痛い~排便を我慢する)
治療
浣腸などでたまった便を排出します。
便秘薬や食事療法で排便習慣を整えます。
<ご家庭での対応>
- 排便習慣を整える
- 毎日無理なく排便できる状態を目標にします。便秘の改善には数か月以上かかることも多いため、焦らず継続して取り組みましょう。
こんなときは早めの受診を
・数日以上排便がない
・腹痛が強い
・嘔吐を伴う
・血便がある
急性虫垂炎(盲腸)
病気について
虫垂に炎症が起こる病気です。
発熱、腹痛、嘔吐などがみられます。
初めはみぞおちやおへその周囲が痛み、その後右下腹部へ痛みが移動することがあります。
歩いたりジャンプしたりすると痛みが強くなるのが特徴です。
治療
手術や入院治療が必要になることがあります。
小児外科のある病院へ紹介となります。
こんなときは早めの受診を
・右下腹部の強い痛みが続く
・歩くと痛みが強くなる
・発熱と腹痛が続く
・嘔吐を伴う
腸重積症
病気について
腸の一部が腸の中へ入り込み、重なってしまう病気です。
主に生後6か月から2歳頃までのお子さんにみられます。
突然激しく泣いたり落ち着いたりを繰り返し、嘔吐や血便を伴うことがあります。
治療
高圧浣腸によって腸の重なりを元に戻します。
治療のため入院が必要になることがあります。
こんなときは早めの受診を
腸重積症は緊急性の高い病気です。
夜間や休日であっても受診してください。
・激しく泣くことを繰り返す
・嘔吐が続く
・イチゴジャムのような血便が出る
・顔色が悪い
・元気がない
