新生児ざ瘡(にきび)

病気について

生後数週間頃から顔にできる赤いブツブツやにきびのような発疹です。 

お母さんから受け継いだホルモンの影響などが原因と考えられています。 

生理的な変化であり、多くは数か月以内に自然に改善します。  

治療 

通常は特別な治療を必要としません。 

炎症が強い場合には炎症を抑える塗り薬を使用することがあります。 

<ご家庭での対応> 

石けんをよく泡立てて優しく洗いましょう。
強くこすらないようにしてください。

こんなときは受診をご検討ください

・赤みが強い

・ジュクジュクしている

・なかなか改善しない

乳児脂漏性皮膚炎

病気について

頭皮や眉毛、耳の周囲などに黄色いかさぶたのようなものが付着する状態です。 

乳児によくみられ、多くは成長とともに改善します。 

治療

保湿剤や炎症を抑える塗り薬を使用することがあります。 

<ご家庭での対応> 

ベビーオイルなどでふやかしてから優しく洗い流しましょう。 

こんなときは受診をご検討ください

・赤みが強い

・範囲が広い

・なかなか改善しない

鼻涙管狭窄(赤ちゃんの目やに)

病気について

目と鼻をつなぐ鼻涙管が未発達なために起こります。 

涙が流れにくくなり、涙目や目やにがみられます。 

乳児では比較的よくみられる状態です。 

治療

鼻涙管マッサージ 

必要に応じて抗菌薬の点眼

<ご家庭での対応>

目やにはぬるま湯で優しく拭き取ってください。

こんなときは早めの受診を

・目やにが多い

・涙が常にあふれている

・白目が赤い

・まぶたが腫れている

臍ヘルニア(でべそ)

病気について

おへその部分が飛び出した状態です。 

乳児では比較的よくみられ、多くは自然に改善します。 

治療

乳児期早期であれば、綿球圧迫療法が効果的な場合があります。

<ご家庭での対応> 

おへその大きさを観察してください。

こんなときは早めの受診を 

・急に大きくなった

・赤く腫れている

・痛がる様子がある

臍肉芽腫

病気について

へその緒が取れた後に、小さな赤いできものが残る状態です。 

少量の出血や分泌物がみられることがあります。 

治療

ステロイドの塗り薬を使用します。

<ご家庭での対応> 

清潔を保ちましょう。

こんなときは早めの受診を 

・出血が続く

・分泌物が多い

・赤みが強い

向きぐせ・頭の形

病気について

乳児では向きぐせによって頭の形に左右差(斜頭)・絶壁(短頭)がみられることがあります。 

軽度であれば、通常成長とともに改善します。 

変形の程度が強い場合は、頭の骨の病気の可能性もあります。  

治療

ヘルメット矯正療法(自費)の選択が可能な場合があります。 

頭の骨や脳の異常など、病気が疑われた場合は病院受診が必要です。 

<ご家庭での対応> 

授乳や抱っこの向きを時々変えてみましょう。
うつぶせ遊び(タミータイム)も有効です。

こんなときは相談をご検討ください 

・左右差が強い

・向き癖だけで説明がつかないような形

・月齢とともに悪化している  

舌小帯短縮症

病気について

舌の裏にある筋(舌小帯)が短く見える状態です。 

多くの場合は授乳や発音に問題なく、治療を必要としません。 

治療

授乳障害や発音障害がある場合には専門医へ紹介します。

こんなときは相談をご検討ください

・授乳しにくい

・体重増加が不良

・発音が気になる

発育性股関節形成不全症(先天性股関節脱臼)

病気について

先天性または生まれた時やその後に、何らかの理由で大腿骨頭が脱臼または亜脱臼している状態。 

乳児健診で指摘されることが多いです。 

治療

整形外科での検査・治療が必要です。

こんなときは受診をおすすめします

・健診で指摘された

・足の開きに左右差がある

・脚のしわが左右で異なる

夜泣き

病気について

乳児期には夜泣きがみられることがあります。 

成長過程の一つであり、多くは自然に改善します。 

<ご家庭での対応> 

生活リズムを整え、日中は十分に活動できるよう心がけましょう。
保護者だけで抱え込まず、周囲の協力を得ることも大切です。

相談をご検討ください

・保護者の負担が大きい

・睡眠不足が続く

・発達面も気になる